自律神経失調症の基礎知識

その症状が本当に自律神経失調症によるものか?

その症状が自律神経失調症の症状とは限らない

自律神経失調症の症状はだれにでもあてはまるものが多いことから、体の調子が悪いと、すぐにこの病気だと思い込んでしまう人も多いようです。しかし、安易に自律神経失調症だと決めつけることは避けなくてはなりません。というのは、重大な病気のなかに、自律神経失調症と似た症状が現れるものが少なくないからです。また、この病気は精神的なものとも深くかかわっているため、自律神経失血調症だと思い込むことで、症状がひどくなる〃ノースもあります。

心理テストでもチェックできる

初めに、「TMI(東邦メディカル・インデックス)」で、自律神経失調症かどうかを自己チェックできます。
この調査表は、アメリカで開発された「CMI(コーネル・メディカル・インデックス)」という心理・性格テストを日本人向けに改編したもので、「自律神経症状」と「精神症状」のそれぞれに、1個以上あてはまる症状があれば、自律神経失調症と考えられます。ただし、自律神経失調症かどうかの判断は医師でもむずかしいものです。これだけでは正確な判断はできません。

自律神経症状のチェック

TMI症状のチェック

  • いつも指令や命令をとり違えますか
  • 見知らぬ人や場所が気にかかりますか
  • そばに知った人がいないとおどおどしますか
  • いつも決心がつきかねますか
  • いつも相談相手に、そばにいてほしいですか
  • 人から気がきかないと想われていますか
  • よそで食事をするのが苦になりますか
  • 会合に出ても、ひとりぽっちのような感じがして悲しいですか
  • いつも不幸で憂鬱ですか
  • いつもみじめで気が浮かないですか
  • 人生はまったく希望かないように思われますか
  • いっそ死んでしまいたいと思うことガありますか
  • し1つもくよくよしますか
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