健康法とは「悪い連鎖を断ち、良い連鎖をつくること

2020/11/06

「究極の健康法」についてはこう考えています。じつはこれがとても大事な考え方です。結論からいって、究極の健康法とは「悪い連鎖を断ち切り、良い連鎖をつくること」だと考えています。

この「連鎖」という考え方こそ、健康維持に欠かせない要素です。

連鎖
連鎖

たとえば、「睡眠」について語りました。そこを読むことで「良い睡眠にはこんな効果があって、こんなふうに睡眠をとるべきだ」という内容を理解してもらえると思います。

食事についても同様で、「健康的な食事の摂り方」「食事に対する考え方」がしっかりと身につくはずです。しかし、ここからが問題です。

睡眠や食事などについてを実践すれば、確かに健康的になります。それは間違いありません。ですが、ここでリアルに、正直に、あなたの日常を振り返ってみてください。1年365日、十分な睡眠をとり、理想的な食事をすることなどできるでしょうか。

はっきりいってこれは、不可能です。あなたが(もちろん私も) 普通に生活していれば、睡眠不足になる日もあれば、つい食べすぎてしまうことも当然あります。

それが日常というものです。そうやってときどきやってしまう睡眠不足や食べすぎによって、私たちの自律神経は乱れ、肉体的にも、精神的にもさまざまな問題を起こしてしまうのです。

さらには、仕事や家事、人間関係にも悪影響を及ぼし、不安や悩みを増大させてしまうのです。現実的にいって、それは避けられないことです。ですが、そんなときこそ「究極の健康法」を思い出してはしいのです。

いかに悪い連鎖を断ち、良い連鎖をつくれるか。この発想を持って「自分の体をリセットする」、あるいは「良い連鎖につくり直す」ことこそ、もっとも大事な健康意識なのです。

小さなリカバリーの意識で悪い連鎖を断つ

私はこれまで「睡眠」「食事」「健康チェック」など、さまざまな健康習慣が存在しますが、その1つ1つが独立しているのではなく、すべてがつながって1つの大きな健康習慣を形成している」ということをぜひとも理解すべきでしょう。

たとえば、「寝る3時間前に夕食を終える」のが理想ですが、夕食が遅くなった日はどうしても睡眠の質が悪くなり、翌朝はいつも以上に副交感神経のレベルが下がっています。消化にエネルギーが使われてしまうからです。

副交感神経が下がっていると、仕事でも集中力が下がりがちで、感情の抑制もきかないので、対人関係のトラブルを引き起こす可能性も高まっています。

そんなとき「悪い連鎖を断ち切る」という発想があれば、翌朝はいつも以上に「ゆっくり」を意識して、「これ以上副交感神経が下がらないようにしよう」と気をつけることができます。

この「小さなリカバリーの意識」こそ、私がもっとも大事にする部分。自分の状態を認識し、「リカバリーしよう」という意識があれば、「1対2の呼吸」をしたり、「意識して水を飲む」ことをしながら自律神経をコントロールすることができます。さらに、そんな日の夜は「良い睡眠」に向かって、意識的に、より気をつけて準備をすることもできます。

そうすれば、翌日の朝は良い状態で目覚め、「良い連鎖」をスタートさせることができます。究極の健康法として、私が伝えたいのはまさに「この連鎖の考え方」。

私は何も、1つ1つの習慣を徹底的に守ってはしいのではありません。その連なりを理解し、リカバリーする意識を持ってはしいのです。それこそが「日常生活に即した本当の健康法」だからです。
睡眠が遅くなってしまった人は『リカバリーウェア』がおすすめです。また、夜遅い時間に糖質を摂り過ぎてしまうなら『糖質カット酵母「パクパク 酵母くん」』もおすすめです。