夏の冷え対策は早急に行う

夏だけ冷える人が増えている

最近は「夏だけ冷える」という変な現象も見られます。冬も夏も冷える人、夏だけ冷える人が増えてきているのです。冬に冷えを感じる「冬冷えタイプ」5割と約半数。この割合は50年以上前に行われた調査と変わりありません。

ところが、夏に冷えを感じる「夏冷えタイプ」は、50年前の調査では2割にすぎなかったのが、最近の調査では4割 と、大きく増加していることがわかりました。

「夏冷えタイプ」で「冬冷えタイプ」でもある人、つまり、夏も冬も1年中冷える人は、女性では3割 の高率になっています。女性の3人に1人は、季節を問わず、冷えに悩んでいるのです。

「夏冷えタイプ」で「冬冷えタイプ」ではない人、つまり、夏だけ冷えを感じる人は1割にのぼります。10人に1人は、夏だけ冷えに悩んでいるのです。

1995年に行なわれた別の調査でも、3人に1人は「夏冷えタイプ」とされていて、最近10年あまりで夏冷えが増えていることがうかがえます。「冬冷え」では、手先、足先など、体の先端部分に冷えを感じるケースがほとんどです。
それに対して、「夏冷え」では、肩やおなか、背中など体幹部に冷えを感じる人が多いことが特徴です。夏冷えで困ることを聞くと、眠れない、気分が悪くなる、イライラするなど精神的な症状を訴える人が多いことも注目すべきでしょう。

身体症状には、腹痛、頭痛、肩や腰が痛む、足がだるい、足がつる、生理痛などがあります。

肩こり=冷えの症状

かなり重い冷え性だったことに、長い間、気がつかない人もたくさんいます。たとえば、中学生のころからひどい肩こりに悩んでいましたが、冷えが原因だと思わない人が多いのです。

冷えの強い人の場合、夜中に吐き気がして飛び起きることがあります。肩こりや体のこわばりのひどい人の体にふれると、冷たいのが特徴です。
肩・腰・背中のあたりがスースーする(女性に多い冷えの症状)

子どものころから、夜、寝る時は靴下を重ねてはかないと寝つけないなどの体質の人が多いのも特徴です思い当たる人も多いと思います。

また、冷えを自覚するようになると、温泉に長くつかった何日聞かは肩こりがさほど気にならず、コリのストレスが軽減できます。
はじめは「温泉の成分が冷えと肩こりの両方に効くのだろう」と思ってしまうので冷えとの関連性を考えない人が多いのです。そして、温泉成分の入ったいろんな入浴剤を自宅の風呂に溶かし、毎晩、つかることにしました。それまでの入浴時間は30分ほどでしたが、入浴剤を入れると温泉気分にななって、入浴時間も長くなりました。

ゆったり、のんびり、1時間以上、お湯につかるようになると、肩こりが嘘のようにどんどん軽くなってきました。しかも、どの入浴剤を使っても、効果はほぼ同じようなのです。肩こりにいいのは温泉成分だけではなく、むしろ、お湯にゆったり、長くつかることだ!ということに気づいたのです。

また、「肩こりは冷え性の典型的な症状の1つ。体を温め、冷えを取ることで、ひどい肩こりが解消される。ということなのです。

私の冷え対策

自分が冷え性だと気づいてから、徹底的に冷え対策を行います。体を冷やさないこと、体を温めることに神経を集中するようになるのです。
37度前後のお湯に、2時間ほどゆったり半身浴をするようにしました。体が芯から温まり、非常に効果的でした。

食べ物や飲み物も、体を温める効果があるものを取るようにしました。

たとえば、冷えたビールのジョッキを一気に飲み干すという無茶なことはやめるべきです。

「暑い夏に、それではものたりないだろう」と思うかもしれません。しかし、ビールの本場ドイツをはじめ、ヨーロッパではビールは生ぬるいくらいが普通です。
イギリスのパブでも、ビールは長い時間かけて、なめるようにゆっくり飲みます。それを考えると、ギンギンに冷えていないほうが、「本場風の味わい」が堪能できるのかもしれません。

こうして、体を冷やさず、積極的に温めるようにすれば辛い症状を解消されるでしょう。それだけでなく、気持ちもおだやかになります。

イライラしたり、怒ったり、不安になったりということも解消されます。そんなところから、「体を温めることは、うつなどの気分障害にも効果がある」というのもシンプルな答えです。体を温める行動を起こすと冷えている人などは、その結果は予想以上のものが得られます。

体を温めれば、うつはよくなることを裏づけるデータもたくさんあります。「体を温めれば、うつなどの気分障害は、間違いなくよくなる」という体験的な感覚は本当だったということです。

温めてうつが治った典型例

では、実際に体を温めてうつが治った例です。
体を温めてうつを脱した典型例です。職業は、エレクトロニクス関係の技術者です。毎日、強い緊張と責任のなかで働くストレスから気分の落ち込みが続くようになったといいます。
「毎朝、会社に行きたくない気分と闘うだけで疲れてしまう」と、弱々しい小声で訴えていました。いろいろお話ししているうちに、これはうつは、ストレスよりも冷えがもたらしているのではないか、少なくとも、ストレスと冷えがあいまって、うつになっているのではないかと直感しました。

そこで、「体がどこか冷えることはありませんか」と尋ねたところ、「とんでもない。私は暑がりで、すぐにほてる体質です」といいます。

暑がり、ほてりは冷えの症状の1つです。こちらの患者さんが冷えであることを確信しましたが、本人が冷えを否定するので、次のようにしていただきました。

まず、脇の下に手を入れて、おなかにじかに当ててみるのです。「このときに、おなかがひんやり冷たく感じたら、体の芯が冷えている証拠です」と伝え、「冷えの自覚のない方、とくに男性にはよく、こうして自分が冷えであることを納得していただいているのですよ」といいました。

案の定、こちらの方のおなかも、石をさわったようにひんやりとしており、ご本人自身が驚くほどでした。自分に冷えがあることを納得していただいたあと、「毎日、少なくとも30分、できれば1時間以上、ぬるめのお湯に入ってください。冷たい飲み物は控え、代わりに体を温める飲食物を積極的にとることです」と、こまごまとアドバイスしました。

結局、半身浴と冷たいものを控える食習慣の変更でとても元気になりました。

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