現代人を象徴する「ヘタレ君」の食生活はうつを招きやすい

数年前でしょうか。雑誌「SPA! 」が「ヘタレ男」と題した特集を組んだことがありました。

積極的に定職にも就かず、ひきこもりほどではないけれど、ニート生活を送っている。そんな現代男性の生態を探るといった内容の企画だったと記憶しています。

編集者は、幾人ものヘタレ君に出会ううち、ある共通点に気づいたといいます。

食生活とやる気のなさ、これはなにか関連があるのに違いない」そう感じるきっかけになったのが、ヘタレ君たちの部屋のなかに散乱するインスタント食品の山でした。

カップラーメン、ペットボトル、スナック菓子 。1人暮らしの若い男性が料理をするのは珍しいという前提はあったにしても、あきらかに食生活の中心は、インスタント食品でした。

興味深いことは、どのヘタレ君も健康にはずいぶん注意しているというのです。ラーメンはカロリーの低い春雨ヌードル、野菜ジュースは1日に1 本を必ず飲み、スポーツドリンクを飲んで体力増強につとめるといった感じです。カップラーメンやスナック菓子などは、ひどい食習慣をイメージしますが現代の若者はちょっと違うのです。

実際に、1人のへタレ君が、編集者にともなわれて一緒に来ました。

彼は両親と同居。2階にある自分の部屋で昼夜逆転した生活を送っていました。階下で母親が閉めるドアの音にも敏感で、バタンという音が聞こえるたび、「うるせえな、くそパパア! 」とキレていたというのです。精神科にも通院し、多量の薬も服用していました。

とりあえず、血液検査をしてみると、まさに栄養欠損そのものの結果が出ました。インスタント食品中心の食生活では「亜鉛」が欠乏してくる。やる気は失せ、性欲もなくなるというのが特徴です。音に敏感で、睡眠リズムが乱れ、すぐにキレる。これはビタミンB群が不足しているために起こる症状です。

彼には必要なもの以外、飲んでいる薬のほとんどをやめてもらいました。欠乏している栄養素を補うため、サプリメントを飲んでもらい、当然、インスタント食品は封印。食事指導も徹底的に行いました。

その後、朗報が届いたのは、2週間後のことでした。そのヘタレ君が就職活動を始めたというのです。2週間で前向きな意欲が出てきたというのは、素晴らしい変化でした。

うつ病でこんな症状があったら栄養欠損の可能性大 うつ病とよく似た症状に注意する | 食事でもっと健康になる
https://eat-h.com/?p=276

うつにならないためには食習慣がとても大事

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