「身体にいい」食事の意外な落とし穴

農薬や食品添加物の問題が取り沙汰されるなか、多くの人は、食に無防備であることはさまざまなリスクを負うことにつながるという認識を持ちはじめています。特に東日本大震災が大きなきっかけになったことは言うまでもありません。だから、よいと感じた食のあり方を取り入れていく。その姿勢はもちろん、否定されるべきものではないのですが、「身体にいい」とされる食事法には、じつは、落とし穴があります。それがたんばく質不足です。

ベジタリアンという言葉は、最近はよく耳にするようになったのではないでしょうか。野菜を中心とした食事を基本とし、肉食を排除するという食事法です。道徳や宗教上からそれを選択する場合もあり、厳密にはさまざまなべジタリアンがいます。

動物由来の副生成物であるラードや肉エキス、だし類までを食さない人もいれば、乳製品に関してはゆるやかに考えているベジタリアンもいて、ひとくちにはいえないが、総じて、不足する栄養素はたんばく質です。

マクロビオティックという食事法は日本が発祥です。玄米や全粒粉の小麦製品を主食とする、野菜は皮も根も食すなどを基本とするが、この食べ方でも、肉類や乳製品などは排除しています。

どちらにも共通するのは、やはり、動物性のたんばく質不足です。

1970年代にアメリカでガンや脳卒中、心筋梗塞などの疾病が増えているのは、高カロリー、高たんばく、高脂肪の食生活にあるので食事の内容を改善しないかぎり、疾病は増え続けるというものでした。

そこで「理想的な食事」としてあげられたのが日本食です。確かに、日本人に比べて3倍ほども肉食をする欧米人にとって、日本食は健康食です。ただし、レポートにあった「日本食」は、現代の日本の食生活ということではありません。精製されていない穀類を主食とし、季節の野菜や海藻、魚介類が中心の食生活ということです。

「玄米食ということでいえば、マクロビオティックはいいのでは? 」しかし動物由来の食品を排除する食事では、やはり、たんばく質が圧倒的に不足します。ふだん飽食をしている人が年に1~2 回程度、長くても1週間ほどその食事の摂り方をするのはけっして悪くはないが、常食となると、たんばく質不足による脳の栄養不足が心配です。

うつの原因かもしれない「たんぱく質乏症」 | 食事でもっと健康になる
https://eat-h.com/?p=329

うつにならないためには食習慣がとても大事

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください