うつにならないための生活習慣大事な3項目
食事や食習慣以外にもうつにならないための生活習慣のポイントが3つありますので、覚えておいてほしいと思います。ひとつめはやはり運動です。運動は出来るだけしたほうがいいでしょう。現代人のライフスタイル、ワークスタイルは運動不足になりやすい人が多く、運動不足になりやすいでしょう。
運動をして汗を流した後の爽快感というのは、うつの状態の焦燥感とは真逆の感覚です。
意識してうつとは対極にある行動をすすんで行うのが大事です
生活のなかの習慣として、運動を取り入れることを、あらかじめ意識しましょう。「気持ちが落ち込みそうになったら、
- とにかく外に出て散歩をしよう
- 気分をリセットするために、週に1度はスイミングに通おう
それがストレスを解消することにつながり、落ち込む気分を引き戻してくれるきっかけになる、という気持ちで、運動を取り入れていっていきましょう。
とはいっても、ふだん運動はあまりしないという人もいます。ストレス解消の意識が運動に向かない人もいます。そんな人にぜひおすすめしたいのが、食後の散歩です。
散歩は食前では意味がない。食後しばらく経ってからでも効果はない。食後、箸を置いたら靴を履く。そのタイミングで散歩することに、運動の意味と、効果があるのです。
食事をすると血糖値が上昇します。血糖値が急激に上がりすぎること、上がりすぎた血糖値が急激に下がることが問題だとも紹介しましたが、この上下を極力なだらかにもっていくことが、精神状態を安定させることにつながります。その状態を、運動でサポートできるのが、食後の散歩というわkです。血糖値が上がっている状態のときに筋肉を動かすと、そのときに使われる糖はインスリンを必要としません、あるいは少なくてすむのです。散歩の効果はここにあります。
日常的に、食後のあとを習慣にするのはそう簡単ではないでしょう。ただ、ものは考えようです。朝食を食べて出社するなら、一駅を歩いて電車に乗り、昼食は会社から少し離れたところで食べて、会社まで散歩気分で帰る。夕食後は、コンビニまでミネラルウォーターを買いに行く。そんなちょっとした「散歩」を生活のなかに組み入れてみてはいかがでしょうか。
ふたつめは、季節や天候に注意することです。「冬期うつ」という言葉があります。文字通り、冬場になるとうつっぼい症状が出始めるという人がいますが、これは日照時間に関連しているのではないかといわれています。
暗い夜の時間が長くなることがきっかけとなり、気分の落ち込みを加速させていくというわけですが、紫外線が少ないことも関連があるともいわれています。
紫外線を受けて皮膚でビタミンDはつくられていますが、それが減少するために、うつ症状が出てくると考えられています。
3月、4月は進学、就職の季節です。寒い季節と別れを告げ、ぼかぼかと暖かくなっていく季節。ウキウキとする気持ちが芽生えてもいいのですが、この季節もうつとは切り離せません。その理由は、他者と自分との比較がもっとも出やすい季節だからです。
- 同期が出世して、キャリアに差がついてしまった
- 友達は一流企業に就職したのに、それに比べて自分は…
- すてきな人と結婚した
そういった気持ちがうつを引き寄せてしまうのです。逆に、4月は意気揚々とスタートを切ったものの、張りきりすぎて5月にエネルギーを早くも使い果たしてしまうというケースもあります。
環境の変化、他者の比較が、この時期のうつの原因の根底にあるのです。ふだんはあまり気にとめることはないが、気圧の変化がストレスを与える度合いも、じつは大きいのです。フィリピンで低気圧が発生すると、うつの症状が高じると感じる人もいるくらい、うつを抱えている人にとっては、気圧の変化が与える影響は大きいのです。
変わりやすい天気が大きな負担を与えることもあります。「今日はいい天気だったのに、気分が落ち込むと思ったら、明日は雨か…」こうした季節や天候の変動は、いかんともしがたいのですが、自分にその傾向があると感じているなら、予防策は講じておきたいところです。
食事の内容や摂り方にはいつも以上に気を配り、早寝して、睡眠をしっかりとり、早起きを心がける。生体のリズムに沿った生活を基本と考えます。
最後3つめのポイントは、とにかく外に出ることですうつの症状を抱えている人に共通して見られるのは、肌が感じる変化に疎いということです。
たとえば、冬でも天気のいい日は、日だまりがほっこりと暖かく感じたり、春になれば吹く風がやわらかくなる、しとしと梅雨に降る雨も、冷たくはないから傘をささずに出かけてみようかとか、夏の夕暮れ時、沈む太陽が照らし出す空の美しさ、秋になって徐々に色づく木々の葉。
心が健康でいたら、当然感じるであろうそうした変化に、目を向けることが極端に少ないのです。うつを感じると、どうしてもひきこもりがちになります。だれにも会いたくないし、人と接することすら億劫と感じることもあるでしょう。そうしたときこそ、外に出るのです。
外に出れば身体を動かすことにもなるし、適度な刺激を感じることもできるでしょう。小さな変化ではあっても、まず環境を変えてみることです。なんとなく気分が落ち込んだときは、そんなときこそ、外に出て、うつの症状を解消する
小さな芽のうちに摘んでおくことがいいのは、間違いのないところだろう。
うつ病になったきっかけ(私の体験談)
https://1088note.com/my-d-trigger/