イライラなどの症状に合わせて処方される「抗うつ剤」

抑うつ気分を改善する

「抗うつ剤」は、主にうつ病やうつ状態の治療に用いられる薬ですが、気分がひどく沈み込むといった抑うつ感が強い自律神経失調症にも使われることがあります。
化学構造の違いによって何種類かに分けられ、現在は主に「三環系抗うつ剤」、「四環系抗うつ剤」、「ドグマチール」などが使われています。
比較的最近になって開発されたものは効きめが速く現れ、副作用も少ないという特長があります。
たとえば、従来のトフラニールやアナフラニールなどは、効果が現れるまで1~2週間ほどかかりますが、アモキサンは4 ~5日で効果を発揮します。
抗うつ剤には、

  1. 抑うつ気分を改善する効果
  2. 不安を解消して気持ちを落ち着かせる効果
  3. 意欲を高める効果

があります。ほかにもイライラや焦燥感を取り除く働きがありますが、種類によって作用が少しずつ違うため、症状に合わせて使い分けられます。
気分がめいる、寂しいといった症状が強い場合はアナフラニールやトフラニール、ルジオミールなどが適しています。抑うつ気分に不安やイライラを伴う場合は、トリプタノールやスルモンチールなどが効果的です。何をするにも意欲がわかないような場合は、アモキサンなどが使われます。

副作用を過剰におそれない

抗うつ剤を服用するときも、医師の指示に従い、定められた量をきちんと服用することが原則です。
効果が現れてくるまでに数日から2週間ほどかかりますから、その点をよく理解して服用するようにしましょう。
すぐに効果が現れないからといって独断で服用を中止することは禁物です。なお、副作用は三環系抗うつ剤に強く現れることが多く、口の渇きや眠気、ふらつき、手のふるえ、尿が出にくい、便秘などがあります。ふつうは数日間で消えていきますが、持続するような場合は、医師に相談してください。

主要な抗うつ剤

三環系(抗うつ剤)

  • トフラニール
  • アナフラニール
  • トリプラノール
  • スルモンチール
  • アモキサン
  • ルジオミール

効能

  • 抑うつ気分の改善
  • 不安の解消

副作用など
口の渇きや眠気、ふらつき、手のふるえ、便秘、尿が出にくいなどの副作用が現れることがある。とくに前立腺肥大や心臓病、緑内障のある人、高齢者などは、定められた圭より多くのまないように注意する必要がある。

四環系(抗うつ剤)

  • ルジオミール
  • テトラミド

効能

  • 抑うつ気分の改善
  • 意欲増進

副作用など
三環系抗うつ薬に比べ、効きめが速く現れ、副作用も少ない。

二環系(抗うつ剤)

  • レスリン
  • デジレル

効能

  • 抑うつ気分の改善
  • 不安の解消
  • 焦燥感の改善

副作用など
作用が穏やかで、副作用も少ないため、高齢者に用いられることが多い月経不膜や無月経などの副作用が現れることがある。

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