片づけの目的 自律神経 の安定 仕事の最後に1ヶ所だけ片付ける「リセット」方法

2025/01/12

片づけの目的 自律神経 の安定 仕事の最後に1ヶ所だけ片付ける「リセット」方法について紹介します。机の周囲や引き出しの中を整理整頓したら精神的に落ち着くようになった。そんな経験は誰にでもあるでしょう。

片づけの目的 自律神経 の安定

事実、片付けは、副交感神経を高め、気持ちを落ち着かせる効果があります。掃除が趣味な女性はそんな落ち着く気持ちが心地いいから熱心に行うのでしょう。

あなたのデスク周りはきれいに片づいていますか?ひどく散らかっている人も多いのではないでしょうか。だからといって、ここで私は「徹底的に片づけをしましょう」といいたいのではありません。

片づけの目的 自律神経 の安定
片づけの目的 自律神経 の安定

ここで私がおすすめするのは、「仕事を終えて帰る前に1ヶ所だけ片づける」という習慣です。ポイントは「1ヶ所だけ」という部分。本当にたった1ヶ所だけでいいのです。

片づけの目的は自律神経を整えること

そもそもこの習慣の目的は、身の周りを整理整頓することではなく、あくまでも自律神経を整えること。1日働いていれば、当然私たちの交感神経は高まっています。

そして、夕方から夜にかけて副交感神経優位の時間へと切り替わっていくのですが、年齢を重ねるとともに「なかなか副交感神経が上がらない」という問題に直面します。

すると、体がリセットされる(副交感神経が高まる)ことなく夜を迎え、結果として疲れが抜けないまま明日を迎えるという悪循環が始まってしまいます。

そこでおすすめしたいのが「帰る前に1ヶ所だけ片づける」という方法。時間にしてせいぜい10~15分くらい。今日は引き出しの一番上、明日は二番目、明後日は机の上のペンケースなど、

本当に1ヶ所だけを片づけます。片づけに30分以上かけるとしたら、それはあきらかにやりすぎ。世にある「片づけ本」のなかには「やるときは一気にやってしまいましょう」と教えているものもありますが、自律神経を準えるには、毎日ちょっとだけ片づけるはうが効果的です。

あくまでも、片づけとは「自律神経を撃えるスイッチ」なのです。その意識を忘れて、夢中で片づけに没頭しないでください。あんまりたくさん片づけようとすると、「あれもやらなきや」「あそこも汚い」「この棚もずいぶん整理していない」など「やらなければいけないこと」が次々と浮かび上がってきます。

その瞬間、交感神経が高まり、自律神経は乱れはじめます。「あれもやらなきや、これもやらなきや」というのは一種の不安状態をつくり出し、体に悪影響を及ぼします。

これでは本末転倒です。1日の仕事のクールダウンをする気持ちで、15分ほど片づける。それで十分です。もっといえば、財布の中身を一旦全部取り出して、きちんと整理して入れ直す朋だけでも副交感神経が上がってきます。

ぜひとも夕方の習慣に取り入れてください。昔からいわれていることですが、どうも日本人はメリハリが苦手で、仕事が終わっても、なかなか仕事モードが抜けません。

それだけ副交感神経が上がりにくいというわけです。国民性や文化、生活習慣を急に変えることはむずかしいでしょうが、その手始めとして「帰る前に1ヶ所だけ片づける」という習慣は取り入れやすいのではないでしょうか。
ちょうどいいリセットになるはずです。

デスク周りの片付けが自律神経に効く理由 (まとめ)

デスク周りの片付けが自律神経に良い影響を与える理由は、心と環境の整え方が自律神経の働きに大きく関係しているからです。以下にその理由を説明します。

1. 視覚的ストレスを軽減する

散らかったデスクは、視覚的な情報量が多くなり、脳に負担をかけます。この状態は交感神経を過剰に刺激し、ストレスや緊張を引き起こします。

  • 片付け効果: 整頓された空間は視覚的にスッキリし、脳がリラックスしやすくなります。これにより、副交感神経が優位になり、リラックス効果を得られます。

2. 集中力が高まり、余計なエネルギー消費を防ぐ

デスク周りが散らかっていると、物を探したり作業効率が落ちたりすることで、無駄なエネルギーを消耗します。これが自律神経の乱れを助長します。

  • 片付け効果: 必要なものがすぐに見つかる整頓された環境は、集中力を高めると同時に、自律神経を安定させる働きがあります。

3. 「片付け行動」そのものがリラックス効果をもたらす

片付けを行うことは適度な身体活動を伴い、リズミカルな動きが副交感神経を優位にします。

  • 片付け行動の利点:
    • リズムよく体を動かすことで、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が減少。
    • 心地よい達成感が得られ、ポジティブな気分を誘発。

4. 秩序が安心感を生む

整然としたデスク環境は、秩序や安定感をもたらします。これが心理的な安心感を生み、副交感神経を活性化させます。

  • 乱れた環境の影響: 散らかった環境は無意識に「混乱」や「不安」を感じさせるため、自律神経を乱す要因になります。

5. タスクの整理と心の整理がリンクする

デスク周りを片付けると、物理的な整理が脳の情報処理を促し、心の整理にもつながります。

  • 片付け後の効果: 明確なタスクの優先順位をつけやすくなり、心の余裕が生まれます。これにより、交感神経の過剰な働きを抑え、自律神経が整います。

6. 環境の香りや空気の改善

片付けをするとホコリやゴミが減り、空気が清潔になります。新鮮な空気は深い呼吸を促し、副交感神経の働きを高めます。

実践ポイント

  • 少しずつ片付ける: 一度に全部を片付けようとせず、1つの引き出しや1つの棚など、少しずつ進める。
  • 自分にとって心地よい空間を作る: お気に入りの香りを取り入れたり、観葉植物を置くなどしてリラックス効果を高める。
  • 片付け習慣をつける: 毎日の終わりに数分間デスクを整える習慣を持つと、自律神経の安定が持続します。

結論

デスク周りを片付けることは、視覚的ストレスを軽減し、集中力を高めるだけでなく、心身をリフレッシュさせる効果があります。整然とした環境は安心感をもたらし、自律神経を整える重要な一歩となります。