ストレスに勝つには「たんぱく質」

心身を健全に保つにはたんぱく質は必須栄養素

ストレスがあると、副腎皮質の機能が高まり、心臓の鼓動が速くなったり、血圧や体温が上昇したりします。
つまり、ストレスがないときよりも大量のエネルギーを必要とします。このエネルギー源となるのがたんばく質です。食べ物から十分なたんばく質をとって体脂肪として蓄えられていればその脂肪が使われますが、たんばく質が不足していたり、やせていて体脂肪が少ないと、筋肉や血液中のたんばく一貫が使われてしまい、体調を崩す原因になってしまいます。悩み事や心配事があると食欲は低下しがちですが、そのようなとき滋もきちんと食事をして、良質のたんばく質をとり、体の中から活力を生み出すことが大切です。
また、艮質のたんばく質に含まれている必須アミノ酸には、食欲や睡眠、体温を調節する機能や、交感神経を緊張させたり抑制させる働きもあります。
つまり、たんばく質の不足は、そのまま自律神経の乱れにつながってしまいます。そのほか、たんばく質には、ウイルスなどに対する免疫機能を高める働きもあるので、心身を健康に保つためには、良質のたんばく質が不可欠です。

質のいいたんぱく質と質のよくないたんぱく質

たんぱく質には、生命を維持するエネルギーになるという役割と、筋肉や血液、各種の臓器、組織などを形成するという、2つの役割があります。
エネルギーは、炭水化物や脂肪からもつくられますが、体の成分をつくるという働きは、たんばく買にしかできません。
しかも、体の成分は毎日新陳代謝を繰り返していますから、その分を毎日補う必要があります。体の成分をつくることのできるたんばく買を良質のたんばく買といいますが、心身の健康を保つためには、良質のたんばく質雇とることが大切です。
体の成分になりにくいたんばく質だけをとっていると、成長が遅れたり、いろいろな病気にかかりやすくなってしまいます。