仕事の最後の1ヶ所だけ片付ける「リセット」方法

2020/11/06

机の周囲や引き出しの中を整理整頓したら精神的に落ち着くようになった。そんな経験は誰にでもあるでしょう。事実、片付けは、副交感神経を高め、気持ちを落ち着かせる効果があります。掃除が趣味な女性はそんな落ち着く気持ちが心地いいから熱心に行うのでしょう。

あなたのデスク周りはきれいに片づいていますか?ひどく散らかっている人も多いのではないでしょうか。だからといって、ここで私は「徹底的に片づけをしましょう」といいたいのではありません。

散らかったデスク
散らかったデスク

ここで私がおすすめするのは、「仕事を終えて帰る前に1ヶ所だけ片づける」という習慣です。ポイントは「1ヶ所だけ」という部分。本当にたった1ヶ所だけでいいのです。

片づけの目的は自律神経を整えること

そもそもこの習慣の目的は、身の周りを整理整頓することではなく、あくまでも自律神経を整えること。1日働いていれば、当然私たちの交感神経は高まっています。

そして、夕方から夜にかけて副交感神経優位の時間へと切り替わっていくのですが、年齢を重ねるとともに「なかなか副交感神経が上がらない」という問題に直面します。

すると、体がリセットされる(副交感神経が高まる)ことなく夜を迎え、結果として疲れが抜けないまま明日を迎えるという悪循環が始まってしまいます。

そこでおすすめしたいのが「帰る前に1ヶ所だけ片づける」という方法。時間にしてせいぜい10~15分くらい。今日は引き出しの一番上、明日は二番目、明後日は机の上のペンケースなど、

本当に1ヶ所だけを片づけます。片づけに30分以上かけるとしたら、それはあきらかにやりすぎ。世にある「片づけ本」のなかには「やるときは一気にやってしまいましょう」と教えているものもありますが、自律神経を準えるには、毎日ちょっとだけ片づけるはうが効果的です。

あくまでも、片づけとは「自律神経を撃えるスイッチ」なのです。その意識を忘れて、夢中で片づけに没頭しないでください。あんまりたくさん片づけようとすると、「あれもやらなきや」「あそこも汚い」「この棚もずいぶん整理していない」など「やらなければいけないこと」が次々と浮かび上がってきます。

その瞬間、交感神経が高まり、自律神経は乱れはじめます。「あれもやらなきや、これもやらなきや」というのは一種の不安状態をつくり出し、体に悪影響を及ぼします。

これでは本末転倒です。1日の仕事のクールダウンをする気持ちで、15分ほど片づける。それで十分です。もっといえば、財布の中身を一旦全部取り出して、きちんと整理して入れ直す朋だけでも副交感神経が上がってきます。

ぜひとも夕方の習慣に取り入れてください。昔からいわれていることですが、どうも日本人はメリハリが苦手で、仕事が終わっても、なかなか仕事モードが抜けません。

それだけ副交感神経が上がりにくいというわけです。国民性や文化、生活習慣を急に変えることはむずかしいでしょうが、その手始めとして「帰る前に1ヶ所だけ片づける」という習慣は取り入れやすいのではないでしょうか。
ちょうどいいリセットになるはずです。