検証のスイッチで自律神経の乱れを調整する

自分が怒る場面」について触れたので、もう1つ「怒られたときの対処法」についてもご紹介しましょう。

人に怒られる。これも自律神経が大きく乱れる状況です。怒られているとき、人はいろんな感情を抱きます。反省、落ち込み、悔しさ、悲しさなどさまざまな思いが駆けめぐりますが、自律神経の側面からいって「感情を揺さぶられる」のはあまりよろしくありません。

人間は感情的になると交感神経が跳ね上がり、血流ほ悪化し、脳は正常に機能しなくなるからです。

怒られている最中から検証開始する

そこでおすすめするのは「とにかく検証に入る」という方法です。「上司に怒られる」「取引先の人からクレームを受ける」「お客さんから文句を言われる」など多種多様の場面があるでしょうが、そんなときは感情的にならず、即、検証を始めてください。「あっ、怒られる」という状況に気づいた瞬間、とにかくパチッと「検証のスイッチ」を入れてしまうのです。

たとえば、次のような質問を自らに問いかけます。

  • これは本当に自分が怒られるべき問題か?
  • 自分が怒られるべき問題なら、どこが、どう悪かったのか?
  • どうしたら、この問題に対処できるだろうか?
  • 相手が一番怒っているのは、どのポイントか?
  • どうしたら、同じような問題を再発させずに済むか?
  • 自分が怒られるべき問題でないなら、なぜこの人は自分に膿を立てているのか?

など、とにかく状況を分析し、検証してください。もちろん、どんな人だって怒られた後、自分の席に戻ってからならこれらの「自問、検証」をやるでしょう。しかし、それでは手遅れです。ぜひともそれを「怒られている最中」にやってほしいと思っているのです。

理由は明白。一度乱れた自律神経はなかなか元には戻らないからです。怒られることによって交感神経が跳ね上がってしまうと、自分の席に戻り検証しようと思っても、なかなか冷静になれません。「何で、あんな言われ方をしなければならないんだー!」と怒りが沸き起こつてきたり、「どうして、こんな初歩的なミスをしてしまったんだろう」とさらに落ち込むのがオチ。自律神経のバランスが乱れている状態で問題に向き合っても、さらに悪化させるばかりなのです。大事なのは、最初から過度に自律神経を乱れさせないこと。これに尽きます。いわば、その防御策が「検証のスイッチ」なのです。顔では神妙にしながらも、頭のなかは冷静に検証を続けている。相手の感情を真正面から受けとめずに、ひたすら自問を繰り返す。そんな対処法をぜひとも習慣づけてください。

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