内面的なアプローチ「心理療法」

心理面にアプローチする方法

さまざまな身体症状が現れる自律神経失調症の背後には、人間関係のトラブルや病気への恐れ・不安、また、もともとの性格的な問題などが隠れていることが多いものです。このような心理的な面に目を向けて発症の原因を明らかにし、ストレス耐性を高めたり、心と体のバランスを図ったりしながら、身体面・精神面の症状を改善していくのが「心理療法」あるいは「精神療法」と呼ばれるものです。薬物療法などのふつう一般に行なわれている治療は、病気そのものを対象にしていますが、心理療法は「病気」ではなく「病人」を対象にしているといえるでしょう。

その人の性格や症状にあわせて

心理療法にはさまざまな種類があり、すべてを含めると40 種類にもなるといわれています。自律神経失調症の治療にとり入れられているのは、以下に示したような方法が主ですが、どれを用いるかはケース・バイ・ケースです。患者さんによって向き・不向きがあるため、症状や心理的要因、生活習慣、性格などを総合的に判断して、その人に適切な治療が選ばれます。

  • 医師と患者さんとの間に、しっかりとした信頼関係があること
  • 患者さん本人が「専門的な治療を受けなければ治らない」と、心理療法の必要性を認識して、積極的に受け入れようとする意思をもつこと

通常の治療とは異なり、心理療法では薬を使ったりしませんから、その重要性がなかなかわかりにくい面もあるかもしれません。しかし、治療の目的は、今現在の症状を取り除くことだけではなく、それまでの考え方や生活習慣を改めて、再発を繰り返さないようにすることです。そのためには心理療法が不可欠であることをよく理解して、めんどうがらずに続けてほしいものです。

心理療法

支持的アプローチ(患者の感慨に共感し、精神的な支持や助言を与える)
簡易療法・カウンセリング
精神分析的アプローチ(成長過程で派生した性格的な問題の解決を助ける)
行動療法・認知行動療法
自立的アプローチ(体への気づきを呼び起こし、身体的なセルフコントロールをうながす)3
自律訓練法・バイオフィードバック法・生体エネルギー療法1
心的アプローチ(東洋の世界観を参考に自分の存在価値を認識させる)
バイオフィードバック法・絶食療法・ヨーガ
身体的アプローチ(体への気づきを呼び起こし、身体的なセルフコントロールを促す)
絶食療法・バイオフィードバック法・生体エネルギー療法明

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