疲れた体と心を癒す「筋弛緩法」
神経をリラックスさせ、自律神経の乱れを回復させる
筋肉のある部分に意識的に力を入れると緊張し、力をゆるめると神経も同時にリラックスします。「筋弛緩法」はこの原理を利用したリラクゼーション法で、自律神経失調症の治療にも用いられています。
肩や首などの筋肉を自分でゆるめたり緊張させたりすることによって、心身をセルフコントロールできるようになり、自律神経のバランスを整えていくことができます。これは自律訓練法と異なり、専門家の指導を受ける必要はとくにありません。場所もとらずにどこでも手軽にできます。
緊張状態とリラックス状態の2つをうまく味わう
行うときの要領は、屑や首などの部分に6~7秒間力を入れ、そのあとゆっくりと力を抜いていきます。このとき、力を入れている感じ(緊張状態)と、力を抜いている感じ(リラックス状態) をよく味わい、その感覚の違いを覚えることがコツです。
何度か練習して身体感覚を会得すると、何かの折りに緊張しても、スッと力をゆるめて緊張を解きほぐすことができるようになります。
リラクゼーション効果が高い「筋弛緩法」
首
- あごを上げ、首の後ろに力を入れる
- 首に力を入れて、顔をゆっくり右に回し、真横で止める
- 首をを前にダランと下げて休む
- ゆっくり正面に戻し、首をダランと下げて休む。左側も行う
肩
- こぶしを握ってひじを曲げ、肩をせばめて両肩をギュッと上げる
- 腕を開くとともに背中をせばめ、緊張させてから力を抜いて少し休む
- 背中を広げて胸をせばめ、緊張させてから力を抜いて休む
腕
- ぶしを握り、腕を前に強く突き出す
- じを曲げ、腕と肩に力を入れて引きつける
- ゆっくり腕を伸ばし、手のひら らを開く
- 腕の力を抜く
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