体にいいことも気が向いた時にだけやる

健康管理もまじめにやりすぎると逆効果

うつになりやすい「真面目で常に頑張る人」たちに共通するのは、「~をねばならない」という意識が強いことでしょう。決めたことはやり遂げなければならない、ルールは守らなければならない、時間や締め切りに遅れてはならない、こういう場合はこう対応しなければならない、成功しなければならない…。

しかし、こうした「〜ねばならない」にがんじがらめになっている人ほど、結果的にうまくいかないことが多いものです。

あるネズミの実験では、自分で勝手に走っているうちは、1日8kmでも平気で走り続けられます。ところが、輪の内側を強制的に走らせると2 kmで血圧が上がりすぎてダウンしてしまいます。

人間も含めて、動物は、「無理やりやらされること」に耐えがたいストレスを感じるものなのです。「〜ねばならない」と自分を追い込むことは、自分で自分を輪の中に入れて走らせるようなものです。

今日中に片づけなければならない仕事、今週中に提出しなければならない報告、立場上出席しなければならない会合など、義務感に追われたものは、気が進みませんし、成果も出にくいものです。

どんなに忙しくても、自分がやりたいことは時間をつくってやるもので、ちょっとくらい無理をしても、むしろ楽しくて仕方ありません。そんなときはストレスをまったく感じないものです。

健康に関してもそうです。運動しなければならない、タバコはやめなければならない、脂っこいものは食べてはならない、この栄養素は摂らなければならない。こういう人はかえって病気になりやすく、早死にしやすいものです。もう少しやせなければと思い、毎日3kmジョギングしようと決める。決めたからには、忙しくても疲れていても少々風邪気味でも走る。そしてある日突然倒れてしまいます。

健康のために禁煙補助剤を使って禁煙しょうと決める。つらいのを我慢して何ヶ月も頑張ってタバコをやめる。気がついたらタバコが吸えないストレスで甘いものを食べすぎ、糖尿病と診断されてしまいます。こうなったら本末転倒です。体を守るには、「やれないことは無理してやらない」ことです。

 

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