新しい自分のための カラーブリージング とは?心にアクセルをかけたり、ブレーキをなどをかける色のことです。
『美しくなるカラーブリージング』という本は今でもとても印象に残っています。仕事が休みでオフのときにホテルには、好きな濃いピンク色をした ブーゲンビリア が咲き乱れていました。海岸を散歩し、シャワーを浴びて、のんびりと幸せな気持ちで窓辺に座り、花をながめていた記憶が鮮明に残っています。
カラーブリージング は、心にアクセルをかける色・ブレーキをかける色
本には、カラーブリージング(色の呼吸) をする前の女性で40歳のときと、実行後の55歳のときの写真が掲載されていました。それを見るかぎりでは、55歳の女性は、シワひとつない顔とスリムで整った肢体の持ち主になっています。
神々の島バリ、そして眼の前に咲き乱れるピンクのブーゲンビリア… 。そんな中で、私も強いインスピレーションを感じ、その日はほとんど眠ることができませんでした。
帰国後、カラーについての文献を読みあさり、一定の理解と納得ができましたので、さっそく、わたし自身が試すことにしました。
まぶたの上のシワをなくすことを目指して、朝と夜寝る前にそこにピンク色を吸い込むイメージ呼吸を1ヶ月間くり返したのです。するとどうでしょう! 驚いたことに、まぶたの上のシワが消えてしまいました。
わたし自身が実験し、その効果を確認できたのです。そのうえで、カウンセリングやヨーガの指導の中に、色のイメージ呼吸を取り入れることにしました。
アメリカにはカラーセラピーというものがあるそうですが、その具体的な方法はわたしは知りません。でも、心理療法やヨーガのレッスンに色のイメージ法を加えたのは、おそらく日本では、わたしがはじめてではないでしょうか。
さっそくわたしなりに工夫し、指導法の中に取り入れました。その結果「暖色系」 の赤、オレンジ、貴や金色などは「心にアクセルをかける」役目、つまり行動力や勇気、自信、活力などの素になり、また「寒色系」のブルーやグリーンなどは「心にブレーキをかける」役目、つまり気分を静めたり、クールダウンさせてストレスを発散させる効果があることを発見したのです。
また、女性の多くは「ピンク系」を見ているだけで、脳内アヘンと言われるホルモン、ドーパミンを分泌することも知りました。
わたし自身、ピンク系はもっとも好きな色なのですが、心理療法の中では、愛や癒し、心の豊かさなどの象徴として用い、またヨガの指導では、若さや美しさを高めるために効果をあげています。
その驚くべき効果についての実例を紹介しましょう。また、ヨガの生徒さんでスペイン人の方が、スペインの雑誌「ティエンポ(T i empO)」 (インテリにたいへん人気があるそうです )を見せてくれました。それによると、バレアレス諸島の中のひとつ、イピサ島は、エコロジー思想を大切にした町づくりで評判で、最近、世界ではじめての「クロマティック・サウナ」をつくったと紹介されていました。
この発想の素になっているのは「いまはカラーの時代。サウナにも「カラー」を効果的に取り入れるべきだ」という考え方だぞうです。
- 赤 発汗
- ブルー リラックス
- グリーン 平和
- 黄色 なごやかで楽しい気分
イメージさせるという目的だとか。この4色の照明を使って湯気をそれぞれの色に変え、利用者に好評を博しているのだとか。
外国の最新情報に直接触れることができて、「わたしの発想は正しかった」と大いに自信を持つことができました。信じる、信じないは自由です。でも、心から信じてカラー呼吸をすると効果が表れやすいというのが、いくつものカウンセリング・ケースでこれを試してみたわたしの実感です。
心とからだのリラックスには深呼吸がたいへん効果があるということは、これまでにも何度か述べてきましたが、そこにもうひとつの要素「色をイメージする」を加えてみてはいかがでしょう?
新鮮な空気といっしょに色の持つパワーが細胞のすみずみにまで染み込んでいって、心もからだも変化していくのが感じられると思います。また、色は吸い込むだけでなく「色の霧」にからだが包まれているとイメージしたり、光にからだが包まれていく、または光が体の中に入ってくると思ってもよいでしょう。
具体的な色がなかなかイメージしにくいようなら、その色の布やスカーフなどを身近なところに飾っておくと、楽に思い浮かべることができるようになります。色の秘密を知り、そのパワーを味方にして、より若く美しくパワフルな人生を送りましょう。