イライラ モヤモヤ を捨てる 穴
イライラ モヤモヤ を捨てる 穴 とはどういうことでしょうか? 気持ちのチャンネルをたくさん持っていた方がいいですね。
気持ちのチャンネルは多数あったほうがいい
気持ちを切り替えて、気分をリフレッシュする方法は、いくつ知っていても多すぎるということはありません。
お酒でまぎらわしたり、カラオケで発散したり、友人とおしゃべりをしたり、趣味に没頭したりと、自分なりのやり方をお持ちだと思いますが、いろいろなパターンのカタルシスを時と場合によって使い分け、気持ちのスイッチをパチンと切り替えられるようにしましょう。
ストレスを発散しないままでいると、ささいな事でもすぐにイラ立ち、他のことにまで悪影響を与えかねません。ポイントは、早めに解決法を見つけ、その日のうちに解消してしまうということ。
童話の中で、王様専属の床屋さんが、誰にも言えない秘密「王様の耳はロバの耳」を地面に掘った大きな穴に向かって叫んでスッキリしたように、心の中を思いきり吐き出せる「穴」をたくさん持っていると、それだけでなんとなく安心できます。
次のような気持ちの捨て方、「穴」を持ってみてはいかがですか?
イライラの書き殴り捨て法
これは、誰でも抵抗なくできますが、内向的で思ったことがハッキリ口に出せない人に、特にお勧めです。
イライラ、カッカと頭から火を吹きそうなときにも、インスタントに効果があがりますから、ぜひ試してみてください。
用意するものは、新聞紙をたっぶり(もちろん読み終わったものです)、太めのマジックを2~3本。そして、新聞紙を広げられるスペースです。
いっぱいに広げた新聞紙に、いまあなたを怒らせていることや、「これを言ったら、どんなにスッキリするだろう」と思うことを、大きな字でダイナミックに書いてください。
「○○のバカヤロー⊥ 「こんなことがなんでできないんだ、ウスノロ! 」「冷血漢、それでも血の通った人間か⊥ 「鈍感! 俺の言っていることがなんでわからないんだ」「怒鳴る前に自分でやってみろよ⊥ 「会社はお前のモノじゃないゾ! エラそうに言うな」。
もう、それこそ悪口のかぎり、ふだんなら間違っても口に出せないような強烈な言葉でも、次々に吐き出すように、心ゆくままでひたすら書きまくるのです。
気のすむまでくり返して書くのにあきたら、今度はそれをクシャクシャに丸めてところかまわず投げつけたり、足で踏みつけたり、新聞紙相手に乱暴のかぎりをつくします。どリビリ破くのも快感! 手が黒く汚れ、まわりが散らかるにつれて心のほうはスッキリ。
そして山のような新聞紙の中にからだを投げ出していると、なんだかおかしくなって笑い出したくなったり、反対に涙があふれてくるほど感情が高ぶることもあります。じっとしていると、新聞紙がカサコソやさしい音を立てて、なぜか自分自身の無意識からのメッセージのように感じられるかもしれません。「どうってことないさ」「これからも頑張ろうね」といったように…。
お金もかからず誰にも負担をかけません。大きなゴミ袋ひとつで後始末も簡単です。
身近な人に気持ちを吐き出せないとき
この頃では、自宅にパソコンを持っている人も多いようですね。最近、パソコンでネットを始めたという主婦のF さんから、こんな話をききました。
実は彼女は、何年も看病してきたお姑さんをつい最近、看取ったばかり。夜中に息を引き取られたのですが、お通夜やお葬式の準備をスタートする明け方までの数時間、どうにも説明のつかない自分の気持ちを持てあまして、収拾がつかなくなったのだそうです。
けっして折り合いがよいとはいえなかったお姑さんへの恨みつらみ、それでもたまにはあったやさしい時間の思い出、看病の苦労、協力してくれなかった周囲への怒り、長男の嫁としての義務感…そんなものに支えられていた気持ちの張りにぽっかりと穴が空いて、さみしさ、悲しさ、虚しさ、そして若干の安堵感が一緒に押し寄せてきて、思いきり誰かに気持ちを吐き出したい衝動にかられたのです。
でも、身近な家族や親族に言うわけにはいかない、友人にぶつけたくても真夜中で迷惑をかける…
ふと、思いついてパソコンに電源を入れました。パソコンのメニューのひとっに、会員は誰でもメッセージを書き込めて、また、それを誰でも読むことができる「掲示板」のようなものがあるのですが、そこにいまの気持ちを書くことにしたのです。
ただ、あまりにも気持ちがふくらみすぎていて、実際に書けたのは自分の心の中を吹く風の音を表した「ヒュウ〜〜、ヒュウ〜〜〜ツ」という文字だけだったとか。
でも画面上に浮かび上がったその文字を見つめるうちに、自分の内面と向き合えた気がして、心が落ち着いてきたと書けたそうです。
そのうえ、顔も知らない不特定多数の人に向けた、しかもリアクションなど期待もしようのないメッセージだったにもかかわらず、後日、F さんあての電子メール・ボックスには「掲示板を見ました。なにかつらいことでもあったのですか?」「元気を出してください」といったメッセージがいくつか寄せられていて、元気づけられたとも言います。
わたし自身は、なんだか無機質に思えて敬遠しがちだったパソコンですが、こんな血の通ったやさしい使い方もできるんだなぁ、と見直しました。
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