色は心にどんな影響があるのか

色は心にどんな影響があるのか わたしたちは目で見ているだけでなく、肌でも色を見ている、と言ったら驚くでしょうか?

色は心にどんな影響があるのか 温度 時間 味覚 こんところまで色に影響を受けている

そればかりではなく、心でも色を見ていると言ったら…どうでしょう ?実感しているいないにかかわらず、生活のいろいろな場面で、わたしたちは目・肌‥ 心で色を識別し、感じとり、それを生かして暮らしています。

それを証明しているエピソードや実験結果などをアトランダムに紹介していきますが、「なるほど」とうなずけるものが多いのではないでしょうか。

たとえば肌で感じるとされている 温度 も色と深く関わっています。暖色、寒色という言い方をしますね。

実際に暑いときには青や緑の寒色系を身にまとうとスッキリすずしい気分がし、寒いときには暖かみを感じさせてくれる赤やオレンジの暖色系を身につけることが多いのを、経験上、わたしたちは知っています。気分的な問題だけではなく、実際に皮膚にはセンサーがあって、色から温度を感じとるのだという、次のような実験結果もあるのです。

赤い部屋と青い部屋をつくり、そこの温度や湿度は快適に、一定に保っておきます。そして実験の対象になる人には部屋の色を教えずに、目隠しをして、それぞれの部屋の真ん中に15分ずつ、座ってもらいます。

赤い部屋では、その人は「暑い」「息苦しい」を連発。実際に皮膚の温度は上がり、脳波も覚醒状態に出るベータ波になったそうです。

ところが休憩後、青い部屋に座ってもらうと、「涼しくて気分がよい」と皮膚の温度にも変化はみられず、脳波もぽんやり目覚めた状態のアルファ波が主流で、うとうと状態で出るシータ波もところどころに現れたのだそうです。

皮膚が、赤と青にみごとに反応したわけですね。また、「時間感覚」も色に左右されるもののひとつです。

暖色系の部屋では時間がたつのが長く感じるのに、寒色系の部屋では短く感じると言われます。ですから好きな人と一緒にいる部屋などは暖色系に、単純な作業にあけくれする工場などは寒色系にしたほうが、快適に時間の経過を感じるわけですね。

結婚式場の真紅のじゅうたんは、おめでたい色であると同時に、短時間にてきばき式が進行するわりにはゆったりと時間が流れるように感じさせる効果があるわけです。結果的には、式場の回転率を早めるという働きもしていると言えるでしょう。

そして「味覚」。これもみごとに色の影響を受けています。料理の彩りの美しさが食欲をそそるといいますが、それ以前にわたしたちの脳は色で味を決めているようなのです。

こんな楽しい「いかさまテスト」と呼ばれる実験があります。目隠しをして、鼻を固くつまんで、リンゴの銘柄を当ててもらうのですが… 。

ちょっと気の毒ですが、ここで生のじゃがいもを出すと、おいしそうに食べることに、まずビックリします。「インドリンゴかな?」などと答えてくれます。生のリンゴとじやがいもは、味覚だけではまず区別することが不可能なのです。もちろん食べ物の味は五感すべてで感じとるものですが、視覚の働きがなんと9割近くを占めているのだそうです。

さて、こんなにたくさんの働きをする色は、当然、わたしたちの「心」にも多大な影響を与えています。人の生死を左右する次のようなケースもあるのですから、たかが色じゃないか、とおろそかにはできません。

ロンドンのブラックフライヤーズ橋は、長年、自殺の名所と言われていました。立て札を立てても見回りの回数を増やしてもムダでした。自殺する人は引きもきりません。ところが、いかにも憂うつでいかめしい雰囲気の黒い鉄橋を、明るい緑に塗り替えたところ、自殺者は3分の1に減ったのです!

緑はやすらぎを与える色と言いますが、重い心をなぐさめて最後の一歩を踏みとどまらせる力を持っていたのですね。

また「妻を替える前に、室内の色彩を変えろ」という楽しい名言(?) をはいた、アメリのチェスキンという色彩学者がいます。

彼の著書には、抑うつ症の妻を抱えていた夫の話が登場します。彼は色彩専門家の勧めに従ってアパートの部屋の壁紙を張り替えることにしたのです。それまで寒色系だったのを赤やオレンジに変え、室内のアクセサリー(花びん、.絵など) も少しずつ変えていったところ、だんだん妻も関心を持ち始め、1ヶ月ほど過ぎた頃には妻は明るくほがらかに変身をとげたということなのです。

室内の色彩設計は、心の健康を大きく左右すると言えます。色がこんなに心に影響を与えるのなら、心の動きを表すために積極的に色を使うことだって、できそうな気がします。

「忍ぶれど色に出にけりわが恋は… 」という恋の歌は、言葉にはしなくても、赤らめた頼やしぐさ、場合によっては服の色などのすべてで、愛の告白をしているのかもしれません。

たとえば積極的に好意を示したいときはピンクや貴色系、それとなくガードを固めたいときは白や紺を身につけるなど、色は立派なコミュニケーションの道具になるのです。この他にも、色は、痛みをとってくれたり、性格を変えてくれたり、人を引き寄せたり、人間の心とからだにたくさんの作用を及ぼすことがわかっています。自分を変えたいと思うのなら、ぜひ、この色の力を効果的に活用しましょう!

新しい自分のための カラーブリージング

新しい自分のための カラーブリージング とは?心にアクセルをかけたり、ブレーキをなどをかける色のことです。

『美しくなるカラーブリージング』という本は今でもとても印象に残っています。仕事が休みでオフのときにホテルには、好きな濃いピンク色をした ブーゲンビリア が咲き乱れていました。海岸を散歩し、シャワーを浴びて、のんびりと幸せな気持ちで窓辺に座り、花をながめていた記憶が鮮明に残っています。

カラーブリージング は、心にアクセルをかける色・ブレーキをかける色

本には、カラーブリージング(色の呼吸) をする前の女性で40歳のときと、実行後の55歳のときの写真が掲載されていました。それを見るかぎりでは、55歳の女性は、シワひとつない顔とスリムで整った肢体の持ち主になっています。

神々の島バリ、そして眼の前に咲き乱れるピンクのブーゲンビリア… 。そんな中で、私も強いインスピレーションを感じ、その日はほとんど眠ることができませんでした。

帰国後、カラーについての文献を読みあさり、一定の理解と納得ができましたので、さっそく、わたし自身が試すことにしました。

まぶたの上のシワをなくすことを目指して、朝と夜寝る前にそこにピンク色を吸い込むイメージ呼吸を1ヶ月間くり返したのです。するとどうでしょう! 驚いたことに、まぶたの上のシワが消えてしまいました。

わたし自身が実験し、その効果を確認できたのです。そのうえで、カウンセリングやヨーガの指導の中に、色のイメージ呼吸を取り入れることにしました。

アメリカにはカラーセラピーというものがあるそうですが、その具体的な方法はわたしは知りません。でも、心理療法やヨーガのレッスンに色のイメージ法を加えたのは、おそらく日本では、わたしがはじめてではないでしょうか。

さっそくわたしなりに工夫し、指導法の中に取り入れました。その結果「暖色系」 の赤、オレンジ、貴や金色などは「心にアクセルをかける」役目、つまり行動力や勇気、自信、活力などの素になり、また「寒色系」のブルーやグリーンなどは「心にブレーキをかける」役目、つまり気分を静めたり、クールダウンさせてストレスを発散させる効果があることを発見したのです。

また、女性の多くは「ピンク系」を見ているだけで、脳内アヘンと言われるホルモン、ドーパミンを分泌することも知りました。

わたし自身、ピンク系はもっとも好きな色なのですが、心理療法の中では、愛や癒し、心の豊かさなどの象徴として用い、またヨガの指導では、若さや美しさを高めるために効果をあげています。

その驚くべき効果についての実例を紹介しましょう。また、ヨガの生徒さんでスペイン人の方が、スペインの雑誌「ティエンポ(T i empO)」 (インテリにたいへん人気があるそうです )を見せてくれました。それによると、バレアレス諸島の中のひとつ、イピサ島は、エコロジー思想を大切にした町づくりで評判で、最近、世界ではじめての「クロマティック・サウナ」をつくったと紹介されていました。

この発想の素になっているのは「いまはカラーの時代。サウナにも「カラー」を効果的に取り入れるべきだ」という考え方だぞうです。

  • 赤 発汗
  • ブルー リラックス
  • グリーン 平和
  • 黄色 なごやかで楽しい気分

イメージさせるという目的だとか。この4色の照明を使って湯気をそれぞれの色に変え、利用者に好評を博しているのだとか。

外国の最新情報に直接触れることができて、「わたしの発想は正しかった」と大いに自信を持つことができました。信じる、信じないは自由です。でも、心から信じてカラー呼吸をすると効果が表れやすいというのが、いくつものカウンセリング・ケースでこれを試してみたわたしの実感です。

心とからだのリラックスには深呼吸がたいへん効果があるということは、これまでにも何度か述べてきましたが、そこにもうひとつの要素「色をイメージする」を加えてみてはいかがでしょう?

新鮮な空気といっしょに色の持つパワーが細胞のすみずみにまで染み込んでいって、心もからだも変化していくのが感じられると思います。また、色は吸い込むだけでなく「色の霧」にからだが包まれているとイメージしたり、光にからだが包まれていく、または光が体の中に入ってくると思ってもよいでしょう。

具体的な色がなかなかイメージしにくいようなら、その色の布やスカーフなどを身近なところに飾っておくと、楽に思い浮かべることができるようになります。色の秘密を知り、そのパワーを味方にして、より若く美しくパワフルな人生を送りましょう。

 

 

ベストは尽くすが、精根は尽くさないのが心の疲れを防ぐ

日本人は、とても働き者だと言われます。 ベストは尽くすが、精根は尽くさないのが心の疲れを防ぐ という生き方が苦手です。日本人のその国民性のせいか、外国ではかえって敬遠されることもあるようですが、経済大国・日本は、その働きによって支えられてきたと言えそうです。

ベストは尽くすが、精根は尽くさないのが心の疲れを防ぐとは? どんなタイプがダウンしやすいか

夫があまりにも仕事熱心なために、家庭を省みず、それが離婚の大きな原因になっているというケースが、日本人にはとても多いです。

また、働き盛りの人の「突然死」や「過労死」が、大きな社会問題になりつつありますね。あなたは、大丈夫ですか?心とからだは疲れていませんか>困ったことに、仕事はとてもやりがいのあるものです。達成の意欲にかられて、どんどんのめりこんでいく気持ちは、男女ともにわかりやすいものです。

ましてや、報酬のためだけでなく「誇りと情熱」を持って一生懸命仕事に取り組む素晴らしさ! 仕事は大切で魅力的な人生のパートナーのひとつです。でも! それがすべてになってはいませんか?仕事の中にあなた自身を埋没させていて、それでハツラツとしているのならまだしも、逃げ込んでいるようなところはないでしょうか?

もしそうなら、たいへんです。アメリカの心臓学者、ローゼンマン博士とフリードマン博士は、心筋梗塞や突然死など、心臓病を病む人には大きな特徴があることに気づきました。

そして、その人たちを2年間にゎたり調査した結果、次のような共通点があることがわかったのです。

几帳面、責任感が強い、敵対心や攻撃心が強い、完壁癖がある、侵略的、時間を最優先する、一度にいくつかのことを同時進行する、せっかち、心配症など。

そして、それらの人々を「タイプA (AGGRESSLV E) = A 型人間」と名づけました。

これに対して、いつも平静を保ち、ペースが比較的ゆったりとしていて、敵対心が少ない人( つまり、ふつうの人々) をタイプB と名づけたのです。企業内戦士、モーレツ社員などと呼ばれているサラリーマンは、みんなこの「タイプA ‖A 型人間」にあたり、日本では出世街道を突っ走るエリートとして評価されているのではないでしょうか。

なんだかまわりに、けっこう多いタイプのように思われます。さて、ニ見、出世しそうに見える「A 型人間」ですが、ちょっと意外なことにトップまで昇りつめることはたうへん少ないのです。

その答えはとても簡単。途中でからだをこわして、結果的に挫折してしまうからです。心の中がいつも噴火状態なのですから、心臓に負担がかからないわけがありません。さらに、胃にも穴が開くばかりか、突然死する可能性すら高いのです。

強い緊張やストレスがからだにどんな影響を与えるかについては、こんなお話をご存じでしょうか。

今世紀初めの、アメリカ・ニューヨークのトム少年、9歳のお話です。煮えたぎつたスープを飲んでのどを焼いた彼は、しばらく口からものを食べられなくなったため、お腹に穴を開け、直接胃に管を入れて、流動食を流し込むという治療を受けました。

ところが途中で様態が急変し、そうこうするうちに管を入れたままの状態で成人して、お腹に穴が開いたまま(もちろん、ふだんは筋肉の力などで閉じています) になってしまったのです。その穴からは、胃の表面がよく見えました。

そこで彼は、勤めた病院で医学的な観察の対象になったのです。おびえたり恐怖を感じたりすると、彼の胃の表面は真っ青になります。また、2日間寝なかったときには、真っ赤に腫れて潰瘍ができたのだそうです。

胃が心の悲鳴をみんな反映していたのですね。「胃は第二の顔」と言われるゆえんです。また、緊張したり腹を立てたり、マイナスの感情に心を支配されると、血液が青黒くなり、からだの抵抗能力が落ちて病気になりやすくなると言われます。

ある日の午後、わたしは友人のひとりであるT さんを見舞いました。彼は、大手企業の中間管理職で、連日の激務に心臓を悪くして倒れ、入院していたのです。典型的な「A 型人間」のT さんに「とうとう、へばったのね」と軽口をたたきましたら、「仕事はとてもきつかったけれど、やりがいがあった。

でも、頑張りすぎてこんな結果になってしまいましたよ。いつも放ったらかしにしていた家族のありがたさが、つくづく身にしみました。

今度は、もう少しゆとりを持って働くつもりです」と、いつになく神妙な顔つきで答えが返ってきました。仕事はベストを尽くすべきだ、とは思います。でも、自分の命をすり減らしてまで働く必要はないはずです。

「A 型人間」の人に言いたいのは、「そんなに早く死にたいの?」ということ。たとえば「あいつにだけは負けたくない」という発想は、相手が主役で自分は脇役というスタンスから生まれるものです。自分の人生は、自分が主役! たまには仕事のスイッチをオフにして、心とからだにエネルギーをチャージしてあげましょう。